SEO対策は検索されるキーワードへの対策です。
ページ内の要所にキーワードを入れることで、検索エンジンに『何のページであるか』を的確に伝えることができます。
なので「どこにキーワードを入れるか?」はとても重要なSEO対策です。
ここでは、SEOで大事な「検索キーワードの入れ方」をお伝えします。
記事制作やページ修正の参考にして頂けたら幸いです。
目次
SEOキーワードの入れ方を解説
結論から言うと、SEO対策でキーワードを意識して入れる箇所は以下の5つです。
- タイトル
- 見出し
- 本文
- アンカーテキスト
- meta description
1つずつ詳細に見ていきましょう。
『タイトル』への入れ方
ページのタイトルには、SEOキーワードを必ず入れるようにします。
タイトルが何であるかは、以下の方法で確認できます。
Windowsユーザーの人は『Ctrl + U』
Macユーザーの人は『option + command + U』
でソースが表示できます。ソースの中の<title>XXXX</title>で囲われたXXXXの部分がタイトルになります。
SEOでは非常に重要な項目になります。
タイトルはGoogleの検索結果にも使用されますし、ウェブブラウザのタブにも表示されます。
検索エンジンにとってもページを見るユーザーにとっても最初に認識する箇所ですので、キーワードを入れつつユーザーに「このページなら悩みが解決できるかも」「回答があるかも」と思ってもらうことが重要です。
タイトルへのキーワードの入れ方で意識すべきは以下の2点です。
- 検索意図との整合性
- ページ内容を簡潔に示す
検索意図との整合性
タイトルはユーザーの検索したキーワードとWebページを繋ぐような役割です。
ユーザーの悩み・疑問が解決できるページであることをタイトルで伝えてあげる必要があります。
ユーザーの検索意図と合致していれば、ユーザーの目にとまりやすくなります。
ページ内容を簡潔に示す
ページの内容、結論をタイトルに表しましょう。
ただし、検索結果に表示されるタイトルの文字数には限りがあります。PCとスマートフォンで多少の差はありますが、だいたい30文字から36文字程度しか表示されません。
一般的には『タイトルは32文字以内が良い』と言われています。
32文字程度でタイトルを付けるようにしましょう。
おまけ: クリックしたくなるタイトルにする
クリック率の向上はSEOに良いと言われています。クリック率が良いとアクセス数が増加するので当然ですね。
とにもかくにも、まずはページを開いてもらう必要があります。
なのでタイトルにこだわっている人、時間をかけて作っている人は多いです。『煽ったタイトル』『ネガティブなワードを入れたタイトル』はクリックされやすいため、あえて使っている人も多いです。
『煽り(あおり)』『ネガティブワード』は理にかなった手法でもあります。クリック率の向上、アクセス数の増加に繋がりますからね。
ただ、中身は良い意味で裏切ったものにしなければなりません。「あれ?なんか良い事言ってる」「この記事役に立つじゃん」といった感じですね。
回答が得られて且つ満足させられるとベストです。
しかし、『煽り(あおり)』『ネガティブワード』はほどほどに利用することをおすすめします。
やり過ぎるとサイト全体が陰湿な感じになってしまいますし、「そういう人格の人なんだな」と思われてしまいます。
『見出し』への入れ方
見出しは見出しタグで示されます。
見出しタグはH1からH6まで用意されているもので、重要な順にH1から使用していきます。
H1とタイトルは同じになっている場合が多いです。
H1 = タイトル
と考えて良いでしょう。WordPressの場合はの『H1 = タイトル』の仕様になっているテーマが多いです。
H1はタイトル用なので、本文にはH2から利用していきます。H3をH2内の小見出し、H4をH3内の箇条書きの見出し、というように使い分けることが多いです。
文章で書いていても分かりづらいかと思いますので、このページの見出し構成を参考にしてください。
ちなみにこのページのキーワードは『SEO キーワード 入れ方』です。
<h2>SEOキーワードの入れ方を解説</h2> <h3>タイトルへの入れ方</h3> <h4>検索意図との整合性</h4> <h4>ページ内容を簡潔に示す</h4> <h4>おまけ: クリックしたくなるタイトルにする</h4> <h3>見出しへの入れ方</h3> <h4>Google検索エンジン(SEO対策)向けの見出し</h4> <h4>ユーザー向けの見出し</h4> <h3>本文への入れ方</h3> <h3>アンカーテキストへの入れ方</h3> <h3>meta descriptionへの入れ方</h3> <h2>SEOキーワードの入れ方に関するTips</h2> <h3>タイトル、見出しではキーワードは左にあった方が良いか?</h3> <h3>タイトルや見出しにキーワードが沢山あった方が良いか?</h3> <h3>meta keywordsにはキーワードを入れた方が良いか?</h3> <h3>そもそもSEOキーワードは必ず入れないとダメなのか?</h3> <h4>共起語を意識して入れる</h4> <h4>共起語が自然と入る</h4>
Google検索エンジン(SEO対策)向けの見出し
見出しもタイトルと同じく重要です。見出しにキーワードを入れることはSEO対策の1つになります。
見出しの中でも特にH2にはキーワードを入れるようにしましょう※。
※キーワード全部を入れる必要はありません。例えば: 「転職 職務経歴書 書き方」だったら、全ての見出しに3単語入れる必要はないということです。
H3は『なるべく入れる』くらいでOKです。なぜならH3に必ずキーワードを入れるようにすると不自然になってくるからです。
読んでいる人に不自然さを与えるような見出しはNGです。
ユーザー向けの見出し
ユーザーが見出しだけを読めばページの概要が理解できるようにします。
本文の内容を要約して且つキーワードの入った見出しにします。
本文への入れ方
本文を書く上で最も大切なのは、自然でわかりやすい文章にすることです。
ユーザーの疑問・悩みに対して分かりやすく回答してあげられるコンテンツがベストです。なので、本文はタイトル・見出しとの整合性を意識して書くことがマストと言えるでしょう。
「あれ?キーワードは意識して入れなくていいの?」と疑問に思った人もいるかと思います。
かつては本文にもキーワードをたくさん入れた方がSEO効果があるとされた頃もありましたが、現在は逆効果にもなりえます。
検索エンジンの本文を把握する能力が向上したので、キーワードが過剰に入ったページはSEO上よろしくありません。
キーワードの出現率は本文中の5%程度が良いと言われることもありますが、あくまでユーザーにとって読みやすい文章にすることを優先しましょう。
「あれ、それ、これ」を無くしてしっかり単語を書くことも効果的です。
アンカーテキストへの入れ方
アンカーテキストとは、文章の中でリンクが設定されている文言部分を指します。
例えば、以下の場合は『Topページへ』がアンカーテキストになります。
アンカーテキストはリンク先のページのキーワードを入れて作成するようにします。
「こちら」「ここをクリック」「続き」などといった、アンカーテキストだけでは意味が伝わらないものでは、検索エンジンが整合性を評価できません。
アンカーテキストとリンク先のページの内容が一致していれば、検索エンジンはリンク先のページの理解を深めることができます。
Googleが理解しやすくなるため、SEO効果が期待できます。
逆にアンカーテキストとリンク先の内容が一致していない場合、ユーザーを混乱させてしまいます。
騙しリンクと判断されると評価を下げられてしまう可能性もあります。
meta descriptionへの入れ方
meta description(メタディスクリプション)とは、ページの説明文のことです。Google検索結果のタイトル下に表示されます。
meta descriptionは以下で確認できます。
Windowsユーザーの人は『Ctrl + U』
Macユーザーの人は『option + command + U』
でソースが表示できます。ソースの中の<meta name=“description” content=”XXXX”>というコード中の『XXXX』がmeta descriptionになります。
meta descriptionはSEO対策に直接の効果はないとされています。
検索エンジンのためではなく、ユーザーのために設置するものだからです。しかし、meta descriptionにはキーワードを適度に入れた要約文を設定しておくべきです。
ユーザーは、検索結果に表示されるメタディスクリプションを見て、自分の検索意図に合ったページであると判断すればクリックするからです。
検索したキーワードはユーザーの目につきやすいので入れておいた方がベターです。
検索結果でのクリック数が増えれば、ユーザーにとって役立つページだと判断され、結果的にSEO効果が上がることにもなります。
SEOキーワードの入れ方に関するTips
タイトル、見出しではキーワードは左にあった方が良いか?
結論から言うと、Google向けのSEO対策ではあまり効果はありません。
ただし、基本的にはタイトルや見出しでは、キーワードはできるだけ左に詰めて入れる方が良いとされています。
これは、ユーザーの目線が左から右に動くため、キーワードは左にあった方が目につきやすいことが大きな理由です。
目につきやすければクリックされることも増えるので、SEO効果が期待できます。
また、検索結果やウェブブラウザのタイトルに表示される文字数の問題もあります。検索結果では30文字程度、ウェブブラウザのタイトルでは10文字程度しか表示されません。
その文字数内にキーワードを入れることで、よりユーザーに認識されやすくなります。
タイトルや見出しにキーワードが沢山あった方が良いか?
ユーザーが読みやすく、自然な文章が良いです。無理にたくさん入れる必要はありません。
そもそもタイトルや見出しは簡潔さを最優先して付けるものです。同じキーワードを複数回入れるべきではありません。
ユーザーにとっても理解しにくく冗長な印象を与えてしまいますし、検索エンジンもキーワードの多すぎる場合にはペナルティを課すことがあります。
キーワードはそれぞれ一度だけ入れて、内容を的確に表すタイトルや見出しを考えましょう。
また、ページのタイトルの後にサイトのタイトルを並べて表示することで、「SEO対策とキーワードの入れ方│SEO対策の基本」のようにキーワードが重複してしまうのも、可能ならば避けた方が良いとされます。
meta keywordsにはキーワードを入れた方が良いか?
meta keywords(メタキーワード)とは、メタディスクリプションと同じくHTMLファイルのHEADタグ内に設置するものです。
meta keywordsは以下で確認できます。
Windowsユーザーの人は『Ctrl + U』
Macユーザーの人は『option + command + U』
でソースが表示できます。ソースの中の<meta name=”keywords” content=”キーワード1,キーワード2,キーワード3”>というコード中の『キーワード1,キーワード2,キーワード3』がmeta keywordsになります。
そのページが何について書かれたものなのか、主なキーワードを記述することで示すものでした。
「示すものでした」という過去形なのは、現在では検索エンジンはこのタグを参照しておらず、SEO効果はなくなっているためです。
かつては検索エンジンがメタキーワードに即してページ内容を分類していた頃もありましたが、現在では検索エンジンが独自にページ内容を理解して判断しています。
メタキーワードは参照されなくなりました。
メタキーワードを使ってそのページのSEO対策が正しく行われているかを診断するツールなどもありますので必要に応じて使用したいものです。
基本的にはメタキーワードは設定しない方が手間もリスクも避けられるでしょう。
そもそもSEOキーワードは必ず入れないとダメなのか?
キーワードの入れ方はSEO対策でとても重要な要素です。
ユーザーが検索するとき、検索エンジンがページの内容を理解するとき、キーワードが必須となるためです。
SEO対策するならキーワードは必ず入れなければダメと言えます。
ただし、すべてのタイトルや見出しに必ずキーワードを入れ、本文でも絶対に5%程度はキーワードを入れなければダメというわけではありません。
そのキーワードと一緒に使われることの多い単語(共起語と言います)を入れることで、キーワードをたくさん使うよりも内容が伝わりやすくなることもあります。
「転職」というワードの共起語↓
「求人、エージェント、企業、サイト、情報、キャリア、サービス、活動、業界、面接、管理、マイナビ」
共起語を入れるには2つの方法があります。
共起語の入れ方
- 共起語を意識して入れる
- 共起語が自然と入る
共起語を意識して入れる
『共起語を意識して入れるとSEO対策になる』という説があり、意識して入れるのが一時期流行ったことがありました。
共起語チェックができるWebサービスもあります。
ただ、適度に意識してライティングする程度で十分かと考えます。共起語を意識して書くことで読みづらい文章になってしまう場合もあるからです。
共起語が自然と入る
入念なリサーチのもと、質の高い記事を書けば『自然と共起語が入る』という方法です。
共起語を無理に入れるより、こちらの方法が望ましいですね。
まとめ: タイトル・見出しに必ずキーワードを入れる
SEO対策になるキーワードの入れ方を解説しました。
キーワードを入れる上で重要な箇所を再度書いておきます。
- タイトル
- 見出し
- 本文
- アンカーテキスト
- meta description
中でも『タイトル』『見出し』は重要です。
必ずキーワードを入れるようにしましょう。
それと同じくらい大事なのが、ユーザーが『読みやすい文章』『情報密度の濃い文章』を書くことです。
Googleとユーザーの2つの視点でキーワード対策していきましょう。