SEOは検索されるキーワードで上位表示するための施策です。
『検索されるキーワード』が重要で、『検索されるキーワード』を知らないとそもそもSEO対策できません。
ユーザーがどんなキーワードを検索窓に打ち込むのかを把握することがSEO対策の第一歩になります。
ここでは、『ユーザーが検索するキーワード』を教えてくれるツールを8つ紹介します。
目次
キーワードチェックツールの使い道は2つ
キーワードチェックツールは基本的に記事の「ネタ探し」と「検索回数を知る」のが主な用途です。
例えば、「転職に関する記事を書こう」と思ったらGoogleキーワードプランナーなどで「転職」と打ち込みます。
すると「転職 進め方」「転職 介護」などの関連語が出てきますので、記事にするキーワードをリスト化して1キーワードにつき1記事書いていきます。
複数人で運営する場合は、リスト化したキーワード資料で進捗管理すると良いでしょう。
キーワードチェックツールの注意点
キーワードチェックツールを紹介する前に注意点を2点お伝えします。
検索数が多い場合はロングテールキーワードを狙う
キーワードチェックツールを使うと、各キーワードの検索数がわかります。
検索数が非常に多い、1単語、競合が多いキーワードをビックワードと言います(定義はやや曖昧です)。
ビッグワードで上位表示できるとアクセス数、お申し込み件数、購入件数が多くなりますが、競合が大企業であったりするため上位表示しづらいキーワードでもあります。
例えば「エステ」「化粧品」などですね。
また、ビッグワードは様々な検索意図がありますので意図に沿ったページを用意しておくことが難しいです。コンテンツが作りづらいというデメリットがあります。
例えば「SEO」というキーワードだけでは、SEOの何が知りたいのかわかりません。方法なのか、会社なのか。対象を絞り込まなければコンテンツの内容も決まりません。
そこで、「SEO 方法」。さらに、「SEO 方法 初心者」とキーワードを絞り込んでいきます。すると、その人が何を目的に検索したのかが推測できます。つくるべきコンテンツも見えてきます。
ロングテールキーワードは検索数は少ないものの、ユーザーが求めている情報をピンポイントに提供できます。
また、競合も比較的少ないので、検索上位に表示されやすくなります。まずはロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。
ツールはあくまで目安
最近のGoogleはページの網羅性、Webサイトの専門性、外部との関係性を評価する傾向があります。
キーワードチェックツールを使えば、あるキーワードと一緒に使われるワードもわかります。
先ほどの「SEO 方法 初心者」もその一例です。一緒に使われるキーワードの組み合わせで、検索の目的と求めている情報がわかります。
しかし、わかりすぎてしまうのも問題になることがあるのです。
その目的にぴったり合ったコンテンツをつくろうとすると、誰がつくっても似たものになってしまいます。
同じような内容のサイトが並んでいる検索結果ではユーザーの満足度は上がりません。
ページの網羅性の他に自分・自社しか書けない内容、独自の視点を入れてコンテンツを作っていきましょう。
最後の『外部との関係性』は権威性と言ってもよいかもしれません。SNSで拡散されている、他のサイトから被リンクが貼られているサイトは良質だと見なされやすいです。
キーワードチェックツール
キーワードチェックツールにも機能によっていくつかの種類があります。まずは基本的なツールをご紹介します。
Googleキーワードプランナー
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
Google キーワードプランナーは、Googleが提供している無料ツールです。最も有名で多く使われているキーワードチェックツールでしょう。
調べたいキーワードがGoogleでどれくらい検索されているかがわかります。また、あるキーワードと一緒に検索されるワードもわかるので、スモールワード探しもできます。
ただ、基本的にはグーグルのリスティング広告に効率よく出稿するためのツールという位置づけです。
そのためチェックした内容がSEO的な検索数や上位表示の難易度などとは少しずれることもあるので注意は必要です。
KEYWORD FINDER
KEYWORD FINDERは、キーワードを探したり検索数を調べたりするだけのツールではありません。
WEBサイトのコンテンツSEOを総合管理できる機能が備わっています。
主要なキーワードを設定すれば、一緒に使われるワードと組み合わせて、スモールワードが表示されます。さらに、その中で検索数や上位表示の簡単さを加味して、つくるべきコンテンツまで自動で提案してくれます。
そしてコンテンツ作成後は、各キーワードでの自分のWEBサイトの検索順位が自動的に調査されます。順位の推移データは蓄積されるので、SEO対策に効果が出ているか見ながら改善を進められます。
また、自分が運営しているWEBサイトだけでなく競合サイトも登録してデータ収集が可能です。競合のSEO対策もチェックして効率的に施策を設定できます。
SEO業務全体を効率化できるツールなので、利用料金も一ヶ月5万円からと高額です。ただし7日間は無料できますので「これ良さそうだ」と思った方はまずは無料で利用してみましょう。
関連語のキーワードチェックツール
キーワードチェックツールで最も頻繁に活用する機能のひとつが関連語の調査です。
ここでは、関連語を調査するキーワードチェックツールを紹介します。
Googleのサジェスト機能
キーワードの関連語を探す最も簡単な方法はGoogle検索のサジェスト機能です。
Googleの検索窓にキーワードを入力すると、そのキーワードでよく検索されている関連語が表示されます。
実際に多くの人が検索したキーワードが候補として出てくるので、そのキーワードをもとにコンテンツを作ることができます。
検索窓にビッグワードを入力してスペースを押して候補を選び、さらにスペースを押して…と絞り込んでいく感覚でロングテールキーワード探しに使えます。
関連キーワード取得ツール
http://www.related-keywords.com/
弊社でもよく利用するツールです。
Googleのサジェストに出てくる関連キーワードが簡単に取得できるからですね。
さらにYahoo!知恵袋などのQAサイトにも連動していて、キーワードに関連する質問も閲覧することが可能です。
簡単に実行できますので、まずはご自身で試してみてください。
good keyword
good keywordも関連キーワードを探すためのツールです。
こちらはGoogleなどの検索エンジンだけでなく、amazonや楽天での検索キーワードも取得できます。
EC事業者ならば商品ページや商品情報に検索キーワードを盛り込んで検索されやすく改善できます。
アフィリエイトサイトを運営する場合にも、商品と紐づきやすいキーワードを探せるので便利です。
Keyword Tool
Keyword Toolは有料のキーワードチェックツールです。
最も安いプランでも一ヶ月69ドルと、導入するには敷居が高いとも言えるでしょう。
ただし、その分だけ機能は豊富です。google以外での検索数や一緒に検索されるワードもわかります。Youtubeや、TwitterやInstagramといったSNSで検索・拡散されやすいキーワードも探せ、広告出稿にも役立ちます。
さらにAmazonでの検索数などにも対応しているので、EC事業者も利用できます。SEO対策のためというよりは、もっと直接的に販促に結び付くツールとも言えます。
検索ボリュームのキーワードチェックツール
キーワードチェックツールのもう一つの主要な機能が、検索ボリュームの調査です。良いキーワードが見つかったとしても、検索数が少なければたくさんの人に見てもらうことはできません。
aramakijake.jp
キーワードの月間の検索回数は、Googleキーワードプランナーでも調べられます。aramakijake.jpでは、検索順位ごと検索回数(予測)も見ることができます。
「トップ10に入ったらどれくらいのアクセス数が見込めるかな?」といった疑問に答えてくれるWebサービスです。
キーワードウォッチャー
https://www.keywordwatcher.jp/
キーワードウォッチャーでは、キーワードが「いつ」「何回」検索されたのか調査できるツールです。
有料版と無料版があり、無料版では月に20回無料で利用することができます。有料版は検索ユーザーの関心キーワードを提供してくれる機能が利用できます。
例えば、電気代節約需要は夏と冬のどちらが多いのか?節約で売れそうな商品は検索されているのか?
などを調査したいときに利用できます。